協力隊通信~Vol.32「消毒作業と蝶々」

地域おこし協力隊の田村です。

前回の原田隊員の記事に続き、今回も田島農園さんでの作業の様子を紹介したいと思います。

協力隊の借りている畑の一部では農薬散布を行なっているのですが、散布するための機械等を田島農園さんからお借りしています。

この日は、田島農園さんで散布作業を行うとのことで、我々がお手伝いに行く運びとなりました。

作業前に、田島さんに梅畑を案内していただきました。

今年は不作の年と聞いていたのですが、田島農園さんはたくさんの梅の実が付いていてビックリしました!

恥ずかしい話、協力隊が借りている畑では見つけながら実を取るくらいの様子でしか実がなっていません・・・。

田島さんいわく、剪定が大事ではないかとのことで、今年の夏と冬の剪定は気を引き締めて取り組まねばと心に決めました。

こうやって見ていると、まるでぶどうがなっているみたいですよね笑

梅の実が実際になっているのを見ることすら初めてだったので、豊作の年はどれくらい実が付くのだろうと想像してしまいます。

任期中に、そういった梅の木が見られるといいなと思っています。

農薬散布のお手伝いをしながら、ああいうふうに散布したら効率がよいなど、見ながら学ぶことができました。

やはりベテラン農家さんの散布の仕方と我々とでは雲泥の差があります・・・。

私なんて、初めての散布の時は服がびしょびしょになってしまいました笑

傷や病気のない、良い状態での梅を出荷するためには農薬がしっかりかかっているかが非常に大事になってきます。

手伝いをしている中でこういった梅を見つけました。

素人目には「か、かわいい!」と思ってしまいましたが、これも出荷となると良くないものになります。

殺虫成分を含む農薬を散布したのに、毛虫が発生していることもあります。

作業において、完璧は難しいと思いますが、そういった被害をひとつでも防げるように工夫していけたらと思っています。

梅農家をしていると上を見上げることが多い気がします。

ふと足元を見ると、長靴に蝶々が止まっていました。

春から夏へ、季節の移ろいを肌で感じることができるのも農家の良いところです♪